夏とKAT-TUNと7MEN侍と-「理想郷」に掛け持ちを覚悟した話
一昨年の夏は、静岡公演と横アリ公演。
昨年の夏は、宮城公演。
わたしにとって夏と言えばKAT-TUNで、
KAT-TUNは夏の季語だ。
うだるような暑さを感じると、コンサートが恋しくなる。
KAT-TUNのコンサートといえば
布の多い衣装!特効!火!火!火!
というのが世間の印象な気がするし、多くのかつん担はその全てを愛しているし、わたしも例に漏れず布の多い衣装と火と特効が大好きだ。
そんな「強い」コンサートにも関わらず、思いを馳せるとき、わたしは不思議と穏やかで優しい気持ちになる。
彼らは、ファンへの感謝や、会えた喜びや、未来への誓いを、言葉よりもパフォーマンスで示してくれる人たちだ。
優しくて、不器用で、愛おしい人たちだ。
今までのコンサートで受け取ったその不器用な優しさたちを思い出すと、キャンドルに火を灯すように、じんわりと心の中が暖かくなる。
彼らに会えない、ツアーのない夏が来るのが、辛くて寂しかった。
「この状況だから仕方ない」と頭では理解していても、寂しいことには変わりなくて。
今年の夏は何もないんだなあ…とこころにぽっかり穴が開いたみたいだった。
そんな中、気にかけていた…というより、もうすっかり虜になっていたジャニーズJr.・7MEN侍*1の単独公演*2が配信されるというニュースは、「希望の光」みたいに思えた。
入るタイミングを伺っていた*3ジュニアのファンクラブにも8/1に入会し、全公演分のチケットを買い、当日は夏休みをとり、その日を心待ちにした。
こうやって思い返すと、今年の8月ははじめからずっと彼らのことばかり考えていたみたいだ。
単独公演を初めて観たわたしは、7MEN侍というグループが、ずっと探し求めてきた「理想のアイドルグループ」なんじゃないかと思った。
結局8月中ずっとサマパラ改めサムパラから心が帰って来れず、どこかふわふわした心地で、毎日眠りが浅い感じがする…。まさに8月のすべてをあげてしまったのだ…(『罪と夏』最高だった…)
なんだか、「しあわせだったなあ…」と余韻に浸るというよりは、「こういうアイドル、大好きでしょ?」と言わんばかりのものを叩きつけられて、その衝撃を受け止めきれてないというか、なかなか処理しきれなかったと言った方が正しい気がする。
(そもそも好きな子たちだから多少贔屓目になってしまうところもあるとは思うが)選曲・構成・演出のどれをとっても、あまりにも「しっくりきて」しまった。
興奮冷めやらぬ状態で、鮮度重視で書いた記事では「理想郷」という言葉を使ったが、この言い方だとなんだか今のKAT-TUNに不満があるように聴こえるのでは…(いやCD出してくれという不満はあるがそれとこれとは別)と読み返していて思ったので、本音を話しておこうと思う。
「理想郷」という言葉が出てきたのは、現在に対する不満ではなく、過去に対する未練からなのだと思う。
まだわたしは、大好きだったアイドルを引きずっているみたいだ。
というかこれから先も、この想いは消えなくて、度々「彼」の姿がちらつくんだろう。
誰かを責めるつもりはないし、もちろん辞めざるを得ない原因を作ったのは他の誰でもない本人だというのが前提で、
もしも「彼」も、自分のやりたいことをちゃんとメンバーに主張出来ていたら。
それを、メンバーも受け入れてくれていたら。
彼と彼らの未来は…現在は、違ったのかもしれない。
なんだかいまのJr.でグループ活動をしている子たちの姿を、とくに7MEN侍を追い始めてから、そんな風な考えが頭に浮かぶようになった。
当時の彼らをグループとして好きだった方からしたら不快かもしれない。でも当時「彼」だけを好きだったわたしは、どうしても考えてしまうのだ。
今思えば、タップとアクロとダンスが得意だった彼は、きっと誰よりも王道を走っていけそうなメンバーだった。皮肉にもそれ故に「王道でない」グループではある一定の時期までずっと息がしづらそうだった。
こんな風に考えるのは、今の彼らまで否定することになってしまうのではないか…と思い書くのをかなり迷った。でも誤解のないように言っておくと、わたしは今の、3人のKAT-TUNが最高だと思っている。
未練を語っても、今は変えられないことは分かっている。
でも、大好きだった「あの頃の彼」を心にそっと住まわせておくことくらいは許してほしい。
「過去は無かったことにしなくてもいい。全部含めて自分たちだから。」
というメッセージを、彼らは何度も送ってくれる。なかなか言葉にはしないけれど、演出で、歌詞で伝えてくれる。そのことに何度も救われた。
「彼」を好きだった私だったからこそ、そんな3人のことが大好きになったんだと思う。
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7MEN侍というグループは、数あるJr.のグループの中でもどこか異彩を放っていて、キラキラ王道なアイドルグループではない。
本人たちもそれを自負しているのが伺えるし、個性派として進んでいく意志も感じる。きっとこの先も、王道にシフトチェンジすることはおそらくないだろう。
最年長の圧倒的センターの中村嶺亜くん
アクロバットが得意な肉体派の菅田琳寧くん
ラップ担当で頭脳派の本髙克樹くん
透き通る歌声を持つ今野大輝くん
現役音大生で作詞作曲もこなす矢花黎くん
最年少ながらダンスや構成でリーダーシップを取る佐々木大光くん
これだけ個性豊かなメンバーが集まっているが、公演を通して誰一人として、息苦しそうじゃなかった。みんなのびのびとしていた。
少なくとも、わたしにはそう見えた。
というのも、全員が個性的に自分の好きなことややりたいことをしているけれど、その個性は「グループの振り幅」となって7MEN侍というグループに還元され、うまく調和しているように見えたのだ。
例えば、矢花君のソロコーナー。
自身が作詞作曲したソロ曲はジャニーズの歴史すら変えてしまいそうなロックナンバーで、その世界観に引き込まれた。
見ている人を圧倒するような世界観を作り出した矢花君自身ももちろんすごいけれど、その世界観を受け入れて、演奏で一緒に表現するメンバーもすごいと思った。
一方でソロコーナーで憧れの先輩の王道アイドルソング*4を披露した琳寧君。
彼が振付や構成を担当したKAT-TUNの『DANGER』は、「本家」を知っているわたしから言わせてもらうと、あまりにも踊りすぎだった。もちろん褒め言葉だ。
琳寧君自身もインタビューで「メンバーには頑張ってめちゃめちゃ踊ってもらった」という旨の発言をしている。歌割りも秀逸で、6人全員に見せ場のある構成だった。
これを考えた琳寧君は本当にすごいし、それにちゃんとついていくメンバーもすごい。
このグループは、どんな楽器でも弾きこなすアーティスト肌のメンバーのやりたいことも、自称「ジャニオタ」のジャニーズ大好きなメンバーのやりたいことも、叶えられるグループなんだと思った。
それってつまり、個性は強くて得意分野もバラバラだけど、メンバー全員1人残らず好きなこととかやりたいことをして、でも誰も置いていかないで、みんなで一緒に進んでいけるグループなのかもしれない。だとしたら、わたしにとっては夢みたいに理想にぴったりのグループなのだ。
YouTubeの密着での嶺亜君のこの言葉に、7MEN侍というグループの魅力が詰まっているように感じた。
「俺たちはバンドが好きだし見せたいけど、でもやっぱりアイドルなんで、そこは絶対に捨てたくない」
正直公演を見る前は、かわいいかわいいみんなの、歌っている姿が観られればそれで満足だと思っていたし、7MEN侍のことは大好きだったけれど、ここまで重たい感情は無かった。
でも今は「理想郷」とまで思えるこのグループに出会えて、本当に良かったと思っている。数あるグループのなかで、好きになったのがこの子たちで本当に良かった。
最低の夏に、最高の思い出をありがとう。
永遠や一生を信じていないけれど、嶺亜君の「一生応援お願いします!」という言葉に、「一生」を誓いたくなるような夏だった。
そしてこれを書いていて、わたしの「好き」のすべては繋がっているから、やっぱり過去は切り捨てなくていいんだなと思えた。
まだまだKAT-TUNという船を降りるつもりはない。
でも、欲張って「理想郷」も追いかけていいんじゃないかと思い始めている。
かつん担が7 MEN 侍という理想郷に辿り着いた話
「Summer Paradise2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂」
7 MEN 侍公演 5公演全ステさせていただきました〜!!
いや〜もうね、何の予定も無いはずだった夏に最高の思い出をありがとう!の一言に尽きる。
ハマったよ~という報告の記事からはや2か月。
7 MEN 侍さんのどこが好きなのか、今回の公演を通してより鮮明になりました。
彼らの何がすごいって、
メンバー全員の個性が際立っているのに全体がうまく調和しているところ。
ソロコーナー、
自身で作詞作曲したゴリゴリのロック『I Know.-7 MEN style-』を披露して、その世界観に引き込まれて帰って来れなくなりそうなパフォーマンスを見せた矢花くん。
(他Gに疎いわたしでさえ知ってる)かの有名な嵐・櫻井くんの『T.A.B.O.O』をオリジナルのラップも加えて色っぽく魅せたラップ担当の本髙くん。
甘〜い歌声でHey!Say!JUMP・有岡くんの『Bubble Gum』を可愛らしく歌い上げた嶺亜くん。
およそソロで歌う曲じゃない(とかつん担わたしは思っていました…)KAT-TUNの『PHOENIX』を得意のダンスと演出で表現力豊かに披露する大光くん。
大好きな先輩、Hey!Say!JUMP・山田くんの『Oh! my darling』をダンサブルかつキラキラの笑顔で披露してまさに王子様だった琳寧くん。
最後に「聴かせる」演出で、小さいころからの憧れの人、木村拓哉さんの『サンセットベンチ』をしっとりと歌い上げた今野くん。
ソロだけ見ると1人1人やりたいことの方向性がバラバラなのに、全部が上手く調和するようにセットリストが組まれていました。
グループで披露する曲も初披露だったオリジナル曲『サムダマ』を始めとした『DAYBREAK』(男闘呼組)、『Rollin'』(SixTONES)のようなゴリゴリのロック、『ローリング・コースター』(関ジャニ∞)、『シンデレラガール』(King & Prince)のバンドアレンジバージョンのような爽やかさを感じるバンド曲、世界観のはっきりとした『DANGER』(KAT-TUN)、アイドルらしさ全開の『罪と夏』(関ジャニ∞)、『I Scream Night』(Kis-My-Ft2 )など、
曲の幅が広いのに運びに違和感がなくて、緩急の付け方が上手なのか観ていて全然飽きないんですよね。ずっと観ていたくなる。
加えて、スケボーを使ったパフォーマンスをする曲の前にはメンバー1得意な嶺亜くんのパフォマーンスを短い時間でしっかりと魅せるコーナーがあったり、曲と曲の間にアクロバットが得意な琳寧くんの見せ場を作ったりと、ソロコーナー以外でもそれぞれの個性はしっかり際立っているという抜かりなさ。
天才ってすぐ言ってしまうオタクだけど、最早「天才」という二文字だけで形容するのが惜しいくらい才能に溢れていました…
そもそも全員楽器もダンスもスケボーもできて歌が上手な上に顔がいいってどうなってるの…???天才じゃん…(結局言う)
パフォーマンスのクオリティの高さはもちろんのこと、アイドルの「魅せ方のうまさ」に惹かれてしまうわたしは今回の単独公演を見て「あぁ、やっぱりこのグループを好きになった自分の直感に間違いはなかったな」って噛み締めたし、今までも7 MEN 侍のことを知れば知るほど「理想のアイドルグループ」のかたちに近いような気はしていたけど、いざ単独公演を実際に観たら、あまりにも「理想のアイドルグループ」そのものすぎて。今とても動揺しています。
一人一人の個性が強くて、それぞれ他のメンバーにはない特技を持っていて、仲はいいけどやたらベタベタはしなくて、でも、全員が同じ方向を向いていて、お互いを優しく想い合っているのが伝わってくるグループなんですよ。
7 MEN 侍にハマったという近況報告 - 忘備録
過去記事でこんなこと言ってたけどまさにそういうグループだった。
ほんの少し前まで、事務所内の「掛け持ち」という言葉は縁遠いものだったし、こんな日が来るなんて思いもしなかったけれどわたしは今、間違いなく7 MEN 侍に救われているし、彼らを光だと思っているし、彼らの「これから」が見たいと思ってる。
琳寧くんと嶺亜くんが炎の体育会TVで上田くんと初めて共演した、あの頃からの全部が繋がってみんなに出会えたような気がして、好きになれた幸せを噛み締めてます。
相変わらず最推しが誰なのかよくわからずふわふわしてるのはきっと、個人からではなくグループから好きになってしまったからなので、まだしばらくこのままふわふわしておくしかないかもしれない。流石にソロ聴いたら絞れると思ったのに、結局全員好きだった…なんだこれ…。
「願うだけじゃ終わらない」彼らが夢を叶える日まで、見守るだけじゃなくて、一緒に戦いたいと思ってしまっている時点でもう「Jr.の中で好きなグループ」を通り越したんだろうな。
大好きが募りすぎて勢いで書いたからぐちゃぐちゃですみません…
後日加筆修正するかも…
大好きだったアイドルの話
最近やっと本当の意味で踏ん切りがついたというか、心の整理ができてきた気がするから、わたしが人生の中でいちばん長い期間好きだったアイドルの話をしようと思います。
彼は、アイドルに憧れてアイドルになった人でした。
ダンスとアクロバットが得意で、笑顔がかわいくて、スタイルが良くて、華があるビジュアルで、グループの中では端っこで口数少なくにこにことみんなの話を聞いているタイプなのに、前に出るとやたらと一発ギャグをしたがったりする不思議な人だった。
グループがデビューする少し前、テレビの歌番組でソロ曲を披露した彼を観て、「王子様だ」と思ったこと。昔のことを嘘みたいに忘れてしまう自分が覚えているのが不思議だけど、鮮明に覚えていて。
(こんなに好きになったきっかけをはっきり覚えてるのは個人的に珍しいんですよね。)
とにかく顔が好きだった!
これを言うと身もふたもない気もするけど、アイドルを好きになる上で「顔が好き」ってことはすごく大事。あくまでわたしの中では。芸能界で一番好きな顔は間違いなく彼だ!とよく言っていました。
スキャンダルが出て、撮られた書かれたとなったとき、無関心とまではいかなかったけれど、まあ本人が幸せならそれでいいよね、と思っていたことを、今となってはめちゃくちゃ後悔してる。
当時のわたしはあくまでファンで、「オタク」ではなかったから、スキャンダルがアイドルとしての商品価値をいかに下げるかとか、難しいこと考えなかったし、何より本人のプライベートに関心があまり無くて、アイドルとしての姿にしか興味が無かった。
そのスキャンダルの相手が深く関わって何が起こるかなんて、分かるはずもなかった。
あの春、わたしが人生で一番長い間好きだったアイドルが、アイドルを辞めた。
発表はとある11月の、音楽特番の生放送。仕事中、帰って録画を観るのを呑気に楽しみにしていた。帰りに道にめずらしくスマホを見ることもなくそのニュースを一切知らずに帰宅したその日。
感の良いファンにとっては突然ではなかったのかもしれないけど、わたしにとっては突然の出来事で。
家に着くと同じグループの別のメンバーを好きな母が泣いていた。
「田口、辞めちゃうって…。」
わたしが人生で一番長い間好きだったアイドルは、「KAT-TUNの田口淳之介くん」だった。
その日は一睡も出来ずに一晩中泣いた。目が腫れすぎて化粧もままならない顔だけど仕事を休むという選択肢はなくて出勤した。あまりにも顔が酷すぎて、職場の人は誰も何も突っ込めなかったらしく、わたしが田口くんを好きだったことを知っていた同僚もいつも通りに接してくれて、そっとしておいてくれたのが救いだった。
脱退は春。それまでは今まで通りにグループ活動を続けるとのこと。
都合よく「卒業」なんて言葉を使われて腹が立ったのを覚えている。ジャニーズには卒業制度なんてものは無いでしょう?
なんで辞めなきゃいけないのか分からないし、辞めてなにがしたいのかも分からない。もうすぐ10周年なのに、どうしてこのタイミングでグループを抜けたいの?ひとりでなにがしたいって言うの?当時、脱退後芸能活動を続けるかも明言していなくて本当に何がしたいの?の気持ちばかりだった。
毎週楽しみにしていたグループのレギュラー番組がつらくて観られなくなった。学生の頃からほぼ毎日呟いていたTwitterも開けなくなった。
正直に言うと春になるまでに、いつかいつもの笑顔で「脱退なんてウソウソカワウソ!」って言ってくれるんじゃないかって心のどこかでずっと期待してて、我ながら馬鹿だとわかっていたけど、願わずにいられなかった。
もちろんそんな日は来ることもなく、彼はグループを脱退して、事務所も辞めた。
それから程なくして、ソロ活動が告知された。
応援したいと言う気持ちは一切湧かなかったし活動を追うことは無かったけれど、本人が元気でいてくれること自体は嬉しくて。
きっと長い間噂のあったパートナーと結婚を考えていて、「アイドル」という職業が足枷になってしまうのだろうと勝手に納得していたから、元気で幸せに暮らしてくれればそれでいいと思ったのを覚えている。
KAT-TUNが充電期間に入ることを考えるともちろん、彼に向ける感情をすべてプラスのものにするのは難しかったけれど、大好きなKAT-TUNに出会わせてくれたのは他の誰でもなく田口くんだったから。感謝して幸せを願っていた。
もっと悲しいことがあるなんて思ってもいなかった。
何があったかはあえて明言しないでおくけれど、それはそれはショックで、悲しくて、腹が立って、感情がぐちゃぐちゃになった。
「あの時」あの相手のこと、もっと憎んでおけばよかった。
逆算して、「それ」以前の彼の姿を思い出しては、あの頃の田口くんを返してよ、とばかり考えていたし、正直今でも時々発作のように涙が出る。
本人には責任が無いようなこと言って、擁護して、側から見たら馬鹿みたいだってことは自分でもよくわかっているんだけど。
法を犯す前の、きれいな「偶像」だった頃の彼を知ってるから、どうしてもその頃の彼まで否定することも嫌いになることもできなくて。その気持ちはこの先きっと揺るがないから、どんなに外野に馬鹿にされようと構わないと思ってる。
まさか辞めた理由がこんなことだったなんて、と最初こそただただショックだったけれど、時間が経つと少しずつ、だからあのタイミングで、あんな風に辞めたのかな、とか、腑に落ちなかったことが不本意ながら色々と理解できてきて。
最終的に「KAT-TUNの田口淳之介くん」を好きだったこととか、(ほとんど画面越しにしか見たことは無かったけど)彼のパフォーマンスがキラキラしてたこととか、全部事実だし、無理に無かった事にする必要は無いって結論に至って、うまく折り合いが付いたと言ったら変だけど、前を向けるようになった気がしています。
うちわとかグッズとかパンフレットとか、何度も捨てようとしたけど捨てられない自分を許せた時、気持ちがスッと楽になって。
確かに、「KAT-TUNの田口淳之介くん」は、わたしの大好きだったアイドルは、存在していた。
そのことを無理に忘れなくてもいいんだ、と今は思っています。
こういう風に思えるようになったのって、今のKAT-TUNのメンバーが、何があっても過去を否定しないでいてくれて、タブーにしないでいてくれるからっていうのが大きくて。
そういうところがKAT-TUNの「強さ」で、大好きなところなんですよね。
田口くんが辞めても船を降りず、むしろ好きな気持ちは強くなっていって、充電期間に「ファン」から「オタク」になって、初めて担当ができた話は……また今度、出来たらいいなあ…。
7 MEN 侍にハマったという近況報告
前回の投稿から5か月も経ってる…?!
というわけで、SixTONESのファンクラブに入って5か月が経ちました。
早かったような長かったような。
こんな息の詰まるような世の中になることは予想だにしていなかったですよね。
この5か月でオタク的に一番つらかったのはSHOCKの行く予定だった公演が中止になったことかな…
ネタバレは避けつつも前評判がかなり良いことは知っていたので…
いまだに見たかったなあって思い出したように悲しくなります。
この5か月でのオタク的な変化は、(タイトルにもありますが)
こんな世の中とは全然関係なく、なんやかんやあって
ジャニーズJr.の7 MEN 侍にハマりました。(唐突な報告)
ついこの間はじめてKAT-TUN以外のジャニーズグループにハマったわたしが(ストにハマったときギリギリJr.だったのはまあ置いておいて)今までJr.にハマったことがあるわけもなく、毎日が初めての連続です。
いつだって新規は楽しい。
でも個人的にJr.を「推す」のって怖くて、すごくすごく悩みました。
安定のめんどくさいオタクなので。
短い期間でしたが別界隈で応援していた方がいて、いまはもう追いかけるのをやめてしまったんですけど、追いかけ続けられなかった理由が自分の中で明確で。
以前もこのブログで触れたことがあるんですが、その時あまりにも「こうなってほしい」という願望がはっきりしすぎていて、気づいたらその人の今の姿を大事にすることより、未来への期待ばかりで頭がいっぱいになって、期待通りにならない現実に勝手に疲れてしまったんですよね。
わたしが勝手に疲れてしまっただけで、その人はずっと変わらずお仕事に真剣に向き合っていたのに、応援し続けられない自分が嫌になったし、今でもほんと弱いオタクだなと思います。
「こうなってほしい」という願望というのは、平たく言えば「売れてほしい」ってことです。
こんなに素晴らしい人なんだから、もっともっと有名になってほしい。もっともっと売れて当然だ!という思いが強くなりすぎて、他の人と仕事量を比べてしまったりしていました。
…そろそろお判りいただけたでしょうか?
わたしがJr.に入れ込むのが怖いのは、同じことを繰り返してしまいそうだからです。
自分が「推しに天下取ってほしいタイプのオタク」だというのは自覚があったけど、それが理由でオタクとして自滅するのは予想外でした。
「オタク」の自我が芽生える前に好きになったKAT-TUNはさておき、SixTONESはデビューが決まってから好きになったわけで。
Jr.ってこれからデビューできるかどうか未知だし、デビュー組に比べると編成も変更の可能性が高くて、グループによって露出度も差があるし、もっと言えばまだグループを組んでいない子も大勢いる。
もしもJr.の子を好きになってしまったら、売れて欲しいとか、デビューしてほしいって気持ちばかりになってしまってまた自滅してしまうのではないか?と心配で、特定のグループが気になり始めた時点で適切な距離を取らないと…と、すぐに面倒なことを考えました。
考えていましたが…
7 MEN 侍のことを知れば知るほど、彼らが私のドストライクなアイドルだというのがわかってしまって、もうこれは観念するしかないのでは…と。
きっかけはYouTubeだったんですが、今や雑誌を買えば真っ先に彼らのページをチェックしてしまうし、録画してある少クラ見返してバックについてる曲まで書き出してみたり、自分でもかなり入れ込んでるな~と楽しくなるくらい好きになってしまっています。
一人一人の個性が強くて、それぞれ他のメンバーにはない特技を持っていて、仲はいいけどやたらベタベタはしなくて、でも、全員が同じ方向を向いていて、お互いを優しく想い合っているのが伝わってくるグループなんですよ。まだまだ知らないことばかりだけど!
気づいたら6人全員のことが大好きになってしまって、誰推しなのか最早よくわからないし、特に贔屓にしてる2人もどちらか選べと言われると困ってしまうくらいふわふわした現状です。ダッテミンナカワイイSUKI
でも間違いなく言えるのは、彼らの未来でも過去でもなく「今」を一番愛おしく思ってるということ。
もちろん天下取って欲しいのには変わりないんだけど、今の姿一瞬一瞬を大事にしたいって彼らを見てると思うんですよね。
というかもう侍って言ってる時点で天下取るって言葉似合いすぎだろ最高かよ。
話が逸れた。
つまり、(少なくとも今現在は)「今」を一番愛おしく思ってるから、私の中で健全にオタクが出来そうな状況なわけです。
だから、推してもいいかな?まだちょっと怖いけど…。
分からないことだらけだしJr.界隈に飛び込むの自体が私からしたら怖いんだけど、ここ最近は面倒なこと考える隙も無いくらい好きで困ってる。というか最早めんどくさいこと考えるのやめたくなってる。
柄にもなく布教的なこともしたくてうずうずしていてとりあえず自分用も兼ねて彼らの動画の紹介記事を絶賛作成中です。近いうちに上げたい(口癖)
とりあえず今は、今月のライブ配信が楽しみでたまりません!
仕事始め、つまり推し事始め。
こんばんは。
明けましておめでとうございます。今年も更新頻度はどうなるか未知なブログですが、何卒よろしくお願いします。
本日は1月6日月曜日。
仕事始めだったという方も多いのでは?
わたしも今日が年明け最初の出勤日でした。
仕事始めって推し事始めということでは…?
と思い立って、ついに(?)本日、SixTONESのファンクラブに入会したことをご報告します。…まあ腹は決まってた。
※本当は1/4か1/5の横アリに物販だけお邪魔して会場でファンクラブ入りたいなあなどと思っていて8割型行く気でしたが新年早々インフルになったので断念しました。グッズは心優しい友人が買ってきてくれました。感謝…。(ちゃっかりしている)
昼休みにwebで入会の手続きを済ませて帰り際にATMでお金払ったらメールで会員番号が届いた…なんてスピード感…すごい…
というのも、Jのファンクラブに入るのは約4年前にKAT-TUNのファンクラブに入って以来だったのでたった4年でこんなに便利になったのか〜と進歩と時の流れを感じました…
かつんのファンクラブ歴もまだ4年未満なんですよね〜その話もいつかブログでしたいってずっと行ってる気がする。
いやでもKAT-TUN以外のグループのファンクラブに入ることなんてつい2ヶ月前には全く想像していなかったので自分でもびっくりしてるし面白がっています()
ストちゃんのことは以前から気に掛けていた(と言うと何様だよって感じなんですけど…すみません。)というか、ジュニアにめちゃくちゃ疎いわたしが唯一きちんと存在を認識していたグループではあったんですけどね…。
去年のカウコンでかつんのバックで踊ってくれた時はガッツポーズしたし、映画の少年たちはスト出てるから…と言われて興味持って観に行ったし、8月にデビューが決まった時はおめでとう!って思ったし、10月に少クラで自担とコラボした時には引くほど泣いたんだけど、その10月の時点で落ちる気配はちっとも無かったんですよ…。それなのにこの速度おかしくないか?とてつもなく楽しいけど。
早期入会特典にもツアーの申込みにも間に合わなかったし他にも色々間に合わなかったりもしてるけど、好きになるタイミングも含めて運命だと思ってるからまあよしとしよう!
ちょうど6の付く日でなんかいい感じだからオッケー!
※今年の目標は反射で行動できるハッピーオタクになることです。
どうしてこんなことになってるのか今までの経緯もちゃんと書きたい!いや近いうち書きます!
簡潔に言うとべつにちゃんとしたきっかけ(ドラマとかそういうわかりやすいもの)があってハマったわけじゃなくじわじわと松村北斗さんという人間が気になって止まらなくなったという感じではあるけれど…。
北斗くんだけじゃなく、グループ全員の空気感とか、意識とか、そういう部分にも惹かれて好きになっていったので、ちゃんと文章にしておきたいな。
2019年を振り返って
今年も残り2時間を切ってからこのブログを書きはじめています。ギリギリでいつも生きてる。全体的に駆け足で唐突感がすごいです、すみません!
今年はオタク的に色々考えた一年でした。
色々考えた結果、推していた声優さんを推すのを辞めようと決めました。
いわゆる担降りブログみたいなものも書いてみたんですが、他人に見せられる文章にならなくて上げられなかったんですよね。
結局年末の末までこの話題について触れられなかったわけですが今年の話は今年のうちにできればな、と!
そもそもわたしにとって推しさんはどんな存在だったのかというと、「夢を託す存在」という推しさん自身が(推しとは何かという質問の答えとして)口にしていた言葉が一番しっくり来ます。
本人が希望するお仕事が沢山できますように、と毎日思っていたし、「世界に早く見つけてほしい」という言葉をよく口にしていました。
でも、いつのまにか「未来への期待」が「今の推しさんへの気持ち」を上回ってしまって、それが自分にとっては苦しかったんですよね…。
それで気付いたのが、「未来への期待」や「過去への恋しさ」が「今現在の姿へ抱く気持ち」を上回ってしまう推し方は自分には向いていないということでした。
その裏付けと言っては何ですが、一番応援していて楽しいと思える大好きな人達に対しては、過去に色々あったけれど、今が最高だと思っているし、未来は彼らが思い描いている通りになればな、と思っているくらいで具体的にこうなってほしい!という理想は特に無くて。
自分にとって一番向いているオタクの仕方って、「言動全てが愛おしくて眺めてるだけで幸せな存在を毎日遠くから眺めること」なのかもなあ…と学んだ年だったなあと思います。これ言うとあまりによわよわなオタクだなあと思うけど、自分が楽しいのが一番大事だと思ってるので。
来年は自分に向いてるやり方で楽しくオタクしようと決めてます。ハッピーオタクになるぞ〜!!!(頭が悪い)
とりあえずもっとフットワーク軽くなりたい…。
ジャニ界隈で本命G以外のGを初めて拗らせてる話はまた別の機会にするかもしれないししないかもしれない。
"君"の背中、忘れたくない。-3rdLIVE担当ソロの記憶
SideM 3rdLIVE仙台公演両日、現地でお仕事してきました!
いまでもまだ自分が夢を見ていたんじゃないかと思ってしまうくらい、幸せな二日間でした!
1日目にわたしの担当である冬美旬くんのソロ曲が披露されたわけですが…
もう、あの瞬間の記憶を全部、1つ残らず溢さずにとっておきたい。
ちゃんとした全体のレポも追い追い書きたいし、実のところ仙台の前に更新しようと思っていた記事もあって供養したいのですが、少しでも忘れてしまうのが怖いので、取り急ぎこの記事を書くことにしました。最後の方とか特になんですが、個人的な感情の部分が強すぎてレポではないです。ごめんなさい。
さて、旬くんのソロですが、一言で言うと、
まるで幻を見ているようでした。
ナツゾラの途中から、歌詞をしっかり受け止めたい気持ちが強すぎて、ペンラが振れなくなって立ちすくみながらすんすん泣いていて、ひろひろがナツゾラを歌いきって、あ、来る、と思った瞬間にあのBGMが流れて。
実を言うと、下手側端のお席だった関係で開演前からグランドピアノが見えてしまっていまして。旬のソロが今日あること、永塚さんがピアノを弾いてくれることはもうピアノを見た瞬間に理解していたんです。
でも、前奏だけ、触りだけ弾いて、舞台の真ん中で歌うものだと勝手に思っていました。(この話すると色んな人が楽譜の長さで察していたと仰ってたのですが、このときのわたしは判断能力が著しく低下していたのでそんなまさか…!としか思えなかった…。)
ピアノがステージに移動して、スポットが当たって、ピアノの前でお辞儀する永塚さんの姿が旬の姿に重なって、一瞬一瞬が全部愛おしくて大切に思えた。旬のことを舞台袖から見ているような感覚だった。
ずっと息を殺していた。呼吸する音すら、邪魔になってしまうと思った。震える指をずっと見ていた。本当はぎゅっと目を瞑って頑張れ…!って祈りたい気持ちだったけど、目を逸らしちゃいけないと思った。一瞬だって見逃したくない、見逃しちゃいけないと思った。目を逸らさずに頑張れって念じた。
弾き始め、前奏部分でミスタッチがあった。
わからなかったよ、とか、気にならなかったよ、と言う人もいるけれど、痛いほど伝わってきた。
ミスをした後に心を落ち着けて演奏に戻るのがどれだけ大変なのかも分かるから、スポットに照らされた後ろ姿に、もう一度、頑張れ…!と念を送った。
弾き語りを始めて、ああ、全部弾くんだなとやっと察した。最初声が震えていて、でもその声は紛れもなく、毎日聴いている、大好きな澄んだ歌声で。
曲が進むに連れて歌声に力がこもって、力強くて、かっこよくて。ああ、大好きだな、と思った。
旬くんがピアノを弾くところ、いつか見たいと思っていた。その「いつか」が目の前で起こっていることに脳の理解が追い付かなくて、理解しようと必死だった自分もいる。
夢みたいな光景に泣いてしまいそうだったし、実際泣いてしまったけど、なるべく泣かないように、涙で見えなくなってしまわないように、一瞬でも見逃さないように ずっと気を張っていたので、泣いて再起不能…みたいなことにはならなかった。
歌い終えたあと、お辞儀をする姿まで、全部全部、少しも忘れたくない。
あの場に間違いなく、ピアノを弾く「冬美旬」がいた。
あの日、旬くんに会わせてくれた永塚さんに感謝しかない。
まだまだ書きたいことは沢山あるけど、取り急ぎここまでにします。